小さな出来事

ある夏の日の出来事

1_2 おいらの名前は西瓜太郎。生粋の飛騨っ子やぞ。縁あってこのクリニックにやってきた。おいらを見たとたん、誰かがおいらの体重当てゲームを始めた。

皆が代わる代わるおいらを持ち上げたり、抱きしめたりする。あんな胸やこんな腹においらを押し当てて撫で回すもんで、青くなったり赤くなったり…。

28月○日 いよいよおいらの体重測定のときがやってきた。生まれて始めて車椅子に乗せられて体重計に乗ったぞ。体重は12.4kg〰♪ ピッタリ賞の該当者はいなかったため、12.8kgのニアピン賞該当者にゲーム参加料が贈呈されることになった。

25_3 ゲーム参加料を贈呈された瞬間、3_2 小箱が目の前に?

そこには 東北大震災義援金の文字が。受賞者は迷うことなく全額を募金箱に入れ、それはすぐに地元新聞配達代理店に届けられた。飛騨の山の中で生まれたおいらでも東北の頑張っておられる人たちに小さな支援をさせていただくことができた。こんな嬉しいことがあるなんて。さあおいらを存分に食べてくれ。

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                                            西瓜太郎

被災された方々に、一日でも早く心穏やかに暮らせる日がやってきますように。